Nigorobuna’s blog

普段の講義や本を読んだり人と話したりしたことについて

新生活に向けて

 居場所について考える。

 4月になり環境が変わる人も多い。自分も学年が上がるだけとはいえそれでも十分な変化に感じる。さて自分の居場所に対する違和感がここのところ強まっていた。人、場所を問わず留まっていると見えてくるこの齟齬。つまり相互理解などしあえないのだ。このことには良い面も悪い面もある。その悪い面がこの退屈さや疎外感につながっていると思っているわけで、単純に居場所を移るか増やそうかと考えた。ひとつのものに依存するのは危険であるし自分ではどうしようもないのに振り回されるのはしんどい。その意味で新しく関係を築くのには大切な価値がある。

 相手のことを理解できると思って接すればいいのか、それとも理解できないと最初から突き放すべきなのか…模範解答としては理解したふりを演じることなのだろう。嘘も方便。とはいえ今の自分は人づきあいが下手だ。演じるという以前に愛想笑いも出来ない、プラスに言えば正直なのかもしれない。演じようとしても全くうまく出来た気はせず不快感が残る。だからいろんな場が必要に感じる。なんか小説ハリーポッターに出てくる分霊箱みたいだ。その分霊箱があれば安心できる。こういう風に思えてきた。もちろん楽しめるなら気兼ねなく楽しめばいいし実際そうしているが現実はなかなかうまくいかない。