Nigorobuna’s blog

普段の講義や本を読んだり人と話したりしたことについて

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ユダヤ教と聖書

高校生の時、聖書について「新約聖書」と「旧約聖書」について世界史の授業で習った人は多いと思います。ところでこの”約”という漢字ですがこれは神との契約を意味しています。 このことは知っていたのですが最近レポートを作るのにあたって本を読んでいると…

学ぶときに大切にしていること

大学でものを学ぶときに大切だと感じたもの。それは興味である。これ以上に重要なものはない。興味は授業を聞く姿勢と自主的な学びの向上につながる。逆にこれがないものを専門にするとやっていけない。 よく解説書、入門書ばかり読んでいてはダメだ、原典で…

他者の気持ちがわかること

他者の気持ちがわかることについてヤスパース的な「了解」ではなく相手の感情が感染、伝播してくることによってわかるのだと教わった。 間主観性のなせる業ということだろう。共感するとは相手の言葉の文脈を自分に当てはめてみる能力だけに依らず我々が普遍…

哲学史と哲学

哲学の授業と哲学史がごちゃ混ぜになっている気がする。哲学史を聞いて哲学をやりたい、本をもっと読みたいと思う人はいないと思う。はっきり言ってつまらない。哲学は思想の新鮮さとその視野、考え方が広がった感動こそ伝えなければやる意味もない。知識だ…

民主主義を揺るがす暴挙とは?

昨年の故安倍元首相襲撃事件に引き続き岸田首相の暗殺未遂事件が起きた。各種メディアはこれを民主主義を揺るがす暴挙だと、暴力を持って政治を変えようとしてはならないと口をそろえて言っていたがそれだけではいけないのではないか。 なぜこのように暴力に…

『構造と力』を読む 序に代えて

浅田彰の『構造と力』―記号論を越えて―を読みます。 カタカナ語が多いのがしんどいです。それと発音表記が現代と微妙に違っているのも仕方ないけどイライラします。 それでもパソコンがあるので知らない言葉を今流行のチャットAIに聞くことが出来るのは素晴…

新生活に向けて

居場所について考える。 4月になり環境が変わる人も多い。自分も学年が上がるだけとはいえそれでも十分な変化に感じる。さて自分の居場所に対する違和感がここのところ強まっていた。人、場所を問わず留まっていると見えてくるこの齟齬。つまり相互理解など…